監督:西川美和
主演:オダギリジョー、香川照之
公式:http://www.yureru.com/
東京で写真家として成功し、久しぶりに帰郷した猛は、
実家に残って家業を継ぐ兄の稔、幼馴染の智恵子と近くの渓谷へと出かける。
そこで智恵子が吊り橋から落下するという出来事が起こる。
その時、傍に居たのは稔だけだった。
事故か事件か。
裁判が始められる中で、兄の違う一面を知る事に…。
※ネタバレ含みます。
深夜テレビで観賞。
惹きつけられて最後まで観てしまった…。
前評判が良かったので斜に構えて観たけど、
香川さんの巧みな演技に完敗!!
ちょこんと正座して洗濯物を畳む後ろ姿…超哀愁。
「ゆれる」というテーマに沿った演出が随所に見られて、
監督のこだわりを感じるし、
なんでもないようなシーンをやや長めにとってあるのも、
独特な雰囲気作りに一役買っているように思う。
どちらとも取れる結末は鑑賞者に余韻を与え、
「深い」「重い」映画だと言う人も多そう…
若干の中毒性もあるなぁ。
ハマる人は2度、3度観たくなるはず。
私もまたテレビでやってたら観るだろうなぁ…←DVD買え!
アートとして観るなら良作。
サスペンスとして観るならやや駄作。
…かな。
真相はご想像にお任せしますって丸投げはモヤっとする。

ストーリー自体は決して目新しくないけど、
グイグイ引っ張られる。
終いには一緒にこっちもゆれている。
そんな映画。
あぁ、そのゆれで二日酔い状態。
弟(オダギリジョー)がホームビデオ観るシーンは号泣したなぁ。
「ニュー・シネマ・パラダイスにこんなシーンなかったっけ?」って邪念にとらわれたけど…号泣した。
弟にシンパシー感じるのは自分が末っ子のせい?
あと難を言えば…声が小さくて聞き取れなーい。
評価:★★★★☆
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by TREview