2010年03月23日

不思議な少年(8)

不思議な少年(8) (モーニング KC)

不思議な少年(8) (モーニング KC)

  • 作者: 山下 和美
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2009/09/23
  • メディア: コミック


人間て不思議だ。
“不思議な少年”と瓜二つなフランツ、
信仰心を試される過酷な裁判の時。
かつての栄光に引きずられたミュージカル女優が、
最後に見る特別な映画。

無限の時を超え、遥かなる事象を経て、
少年は人間の中に潜む美しき混沌を眺め続ける。
「天才 柳沢教授の生活」の山下和美が、
人間の奥深き性(さが)を描くシリーズ、第8巻!



この巻は、いわゆるよくある物語、で、
奇をてらっていないシンプルな感じ。
童話にして、子供に読んでもらいたいなぁー。
あ…ヌードあり、かー 駄目かー

こうやって、丁寧にいろんな話を積み重ねていって、
ラストは一体どうなるんだろう。
徐々にだけど“少年”の心にも変化が見られるし、
さまざまな経験を通して、
“少年”は何らかの審判を下すんだろうか…?
それとも、やっぱり“少年”は“少年”のまま、
傍観し続けるだけなんだろうか…?
いや、結構、かなり、首突っ込んでるなw


「聖フランツ」
集団ヒステリーの代表格・魔女狩り。
私も「集団」が嫌いだー。
一人一人はそれなりに良識ある人達なのに、
集団になると全くの別人格になり、
普段大人しい人が暴言を吐き、暴力を振るう。
集団 対 個人だと、いくら個人側に正当性があったとしても
簡単に握りつぶされる。
ほんと、嫌いっていうより…集団は怖い。
……でも、人は一人じゃ生きれない…んだよなぁー。

おばあさん「もうじきあの子がやってくるよ」とか
予言めいたこと言ってたから、
一瞬、魔女パワー?と思ったよ。
あの子=フランツ …だよね?
フランツが来た時、「おやおや」と偶然を装ってたけど…


「マリー・ロンドン」
気を張って生きている人の凋落…
不器用な家族のすれ違い…
泣きポインツ満載。


人間は弱いものさ
 でも捨てたもんじゃないってこと


“少年”かなり人間好きになってきてんじゃない?


***帯より***
第三十話「聖フランツT」〜第三十三話「聖フランツW」
飢饉と貧困が人々を蝕む中世ヨーロッパの寒村。
神への信仰深き青年・フランツは、
奔放で自由に生きるリーザに心惹かれていた。
ある日、フランツの前に
彼と瓜二つの“不思議な少年”が降り立つ。
“少年”はフランツの敬虔さに苛立ち、
呪われし力をフランツに宿し、去っていく。
やがて村にはびこる疑心暗鬼は、リーザを
“魔女”として告発する。
神への信仰とリーザへの想い。
フランツは選択を迫られていた――。

第三十四話 「マリー・ロンドン」
スターとして生きるために、
いろいろなものを切り捨ててきたミュージカル女優。
人生の終わりが見えてきた時、最後に残ったものとは。

評価:★★★☆☆

■この記事を評価して、関連の人気記事もチェック!
★★★★(素晴らしい)
★★★☆(すごい)
★★☆☆(とても良い)
★☆☆☆(良い)
by TREview

posted by 1ca8ca at 11:00| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック