2010年08月13日

麻雀放浪記(一)青春編

麻雀放浪記(一) 青春編 (角川文庫)

麻雀放浪記(一) 青春編 (角川文庫)

  • 作者: 阿佐田 哲也
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 1979/09
  • メディア: 文庫

にまみれ、い、
たちはてをける




終戦直後、焼け野原の東京。
仕事も見つからず途方に暮れていた“坊や哲”は、
上野のチンチロ博打で“ドサ健”と出会う。
運に左右されるチンチロではリスクが高い、
生きてゆくためには技巧中心の勝負がいいと言われた坊や哲は、
次第に麻雀にのめり込んでゆく。
積み込み、すりかえ、コンビ麻雀のセオリイ……。
坊や哲は腕を磨くが、この世界こそまさに怪物たちの住処だった。
戦後大衆文学最大の収穫と言われる大傑作ロマン。


ピカレスク(悪漢)小説っていうから、
もっと男くさい、暑苦しい、
男ってすごいだろ?女には理解できないだろ?
ってなのを勝手に想像していたけど、
意外や意外、さわやかですらある。
主人公の坊や哲にどことなく品性を感じるせいかも。
他のバイニン(ばくち打ち)たちもプロ意識が強く、
彼らが共通して持つ哲学に反する行為を是としない潔さのせいかも。

読みやすい文章だし、何より先が気になって、
いつの間にやらイッキ読み
いやぁ、止まらない、止まらない。
昭和初期の空気感、情景が素直に目に浮かぶ(気がする、実際見たことないけど)。

「『坊や哲』って何?『哲坊や』でよくない??ぷぷぷ」
とか言って、読むのを躊躇っていた(?)過去の自分をぶちのめしたい。

博打メインだけど、坊や哲の成長記でもあり、
麻雀やチンチロリンを知らない人でもそれなりに楽しめるはず。

――話は変わりますが、
普段 図書館派なのに、この本は買いました。
なぜなら、オマケがついてたから。

オマケ付き

好きなの選んでって店員さんが言うから、
お目当てのヘビを一生懸命探すも見つからず。
見かねた店員さんが一緒に探してくれて、
「ハイ」って満面の笑みで渡してくれたのが、黒いウン●で…
「これヘビやない、ウ●コや」って突っ返したけれど、
コイツ、ホントにウ●コなのか???という疑問が生まれ…
でも、ヘビじゃない、ヘビじゃないはず…

まぁ、あの黒い物体の正体なんてどうでもいいんだ。
無駄に長々書いたけど、どうだっていいんだよ、本当に。
そんなことより、

オッス!オラ赤木開司

特別カバーの福本伸行先生イラスト。

アカギカイジのハーフは坊や哲で、
主役を差し置いてのセンターはドサ健、かな??
右の用務員のおっちゃん風なのは……誰?
上州虎だろうか、出目徳だろうか、
案外、飴屋の旦那かも知れない。
女衒だったらイヤだな…。

あ、ヘビはちゃんとゲットできました、やったねやったよ。
店員さんありがとう。

***目次***
チンチロ部落
最初の天和
不吉な金曜日
ガン牌野郎
夜更けの譜
“二の二”一座
リーチの兄哥
青空麻雀
女衒の達
最後の持ち物
カベの女
勝負再会
勝負の終り
解説 畑正憲

評価:★★★★★

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by TREview




posted by 1ca8ca at 17:14| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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