吉田修一 |
携帯サイトで知り合った女性を殺害してしまう。
母親に捨てられ、幼くして祖父母に引き取られた。
ヘルス嬢を真剣に好きになり、祖父母の手伝いに明け暮れる日々。
そんな彼を殺人に走らせたものとは、一体何か――
映画鑑賞後、原作(文庫版)を一気読み。
![悪人(上) (朝日文庫) [文庫] / 吉田 修一 (著); 朝日新聞出版 (刊) 悪人(上) (朝日文庫) [文庫] / 吉田 修一 (著); 朝日新聞出版 (刊)](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/41juXPzf77L._SL75_.jpg)
![悪人(下) (朝日文庫) [文庫] / 吉田 修一 (著); 朝日新聞出版 (刊) 悪人(下) (朝日文庫) [文庫] / 吉田 修一 (著); 朝日新聞出版 (刊)](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/41k2agA52TL._SL75_.jpg)
映画観た後だったので、
登場人物が映画版キャストで再生されてしまう。
けど、まぁ、
おかげで方言会話文もスムーズに読めちゃうメリットもあるっちゃね。

映画で割愛されていたエピソードもあり、
祐一の人となりをより深く知ることができる。
クライマックスシーン首絞めに至った真意、彼は本当に悪人なのか否か。
知りたければ、是非ご一読を。
映画の光代は、母性の強いお姉さんタイプって感じだったけど、
原作の光代は、一途というか、思い込みが激しいというか……
彼女にするとちょっと厄介なタイプ。
映画では、光代が祐一に巻き込まれている。
原作では、祐一が光代に巻き込まれている。 そんな感じ。
原作にしろ、映画版にしろ、
※ただしイケメンに限る ……これに尽きる。
***目次***
上巻
第一章 彼女は誰に会いたかったか?
第二章 彼は誰に会いたかったか?
第三章 彼女は誰に出会ったか?
下巻
第三章 彼女は誰に出会ったか?(承前)
第四章 彼は誰に出会ったか?
最終章 私が出会った悪人
評価:★★★☆☆
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