百田尚樹 |
現代では、夢を見るには金がいるんだ」
百田さんの本は、『風の中のマリア』とこれで2冊目。
相変わらず、簡潔な文章。技巧的でないので、サクサク読めます。
本書は、出版界(自費出版)を舞台としたブラックコメディ。
「作家志望者は読んではいけない!」らしい。
作家志望者に限らず、わたしのような単なる自己満足ブロガーも、
主人公である敏腕編集者・牛河原部長の毒牙にかかれば……
あれよあれよと夢ごこちのままカモにされるっ(((( ;゚Д゚)))怖いよぉおおお。
牛ちゃんによる、元テレビ屋の百田某についての評あり。自己パロディ。
鼻くそほじってばかりと思いきや、ラストでなんと……!!
続きは見てのお楽しみ、と。
自費出版したくなったら、とりあえず電子書籍化でいいんじゃない?と思うけど、
丁寧に製本された本に頬擦りする幸せってのもあるなぁ……
小学生の頃、製本された学級文集配られた時は、すごく嬉しかったもん。
印刷の匂いに恍惚(*´ρ`*)
お金払って夢が買えるなら、それはそれでいいよね。
自分さえ納得しているのなら。
思いっきりカモ気質な自分を再確認。
***目次***
1 太宰の再来
2 チャンスを掴む男
3 賢いママ
4 トラブル・バスター
5 小説家の世界
6 ライバル出現
7 戦争
8 怒れる男
9 脚光
10 カモ
評価:★★★★☆
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