2014年01月22日

残酷な神が支配する(2)〜(4)

萩尾 望都

母・サンドラの幸福を願い、
まるで生贄のようにグレッグの罠にはまってしまったジェルミ。
ビビとケンカ別れしたまま、新しい家族の待つ英国へと旅立つが…!?






コミックス版で読書中。

真剣に読むと悲しすぎるので、
ツッコミながら読んでると、グレッグが一瞬おちょけのおっさんに見える……
けど、やっぱり胸が痛いというか、胸糞が悪いというか。

グレッグっておそらく40代半ば〜後半かな?
学生時代にこのマンガを読んでいたら、単純に、
グレッグ=圧倒的な悪!トラウマ〜(´;ω;`)ってなってただろう。
それは、グレッグが立派な大人の男性だから。
弱きを守る紳士であるべきだという期待があるから。
でも、いくつになろうと人間の根本は変わらない。
自分だって、子供のころに思っていたような大人には全然なっていない。
ただ大人のふりをしているだけ。

普段は道徳心や良心で押さえつけているけどキッカケさえあれば……
グレッグは特別な悪ではなく、誰もがグレッグになりうるんだ。
怖い>< 気をつけよう。


■2巻■
グレッグの謀略にひっかかりジェルミはロンドンへ、から、
ナターシャがグレッグとジェルミの秘密を目撃する、まで。

グレッグ「いすをどけるんだ」←なぜ椅子だと分かった!?Σ(゚ロ゚;)

緊縛、ベルト打ち、それらより怖いお面。変なお面怖い。

ナターシャ「いやだ!あの男まさかわたしの部屋へ来るつもり!?」
あら違った、思いあがりはずかしい(*ノωノ)


■3巻■
責めるナターシャをグレッグもちろん返り討ち、から、
イアンの平和な家庭計画なんぞクソくらえ!
ジェルミ、グレッグの弱みを探りにメイスンへ、まで。

カバーの著者の言葉から読んだら、「首つりの木」とちょいネタバレ。

グレッグ「そんなにわたしが気になるか?」……グレッグも思いあがってる(*ノωノ)
思いあがり恥ずかしいからって、ナターシャの乳鷲掴みやめれ!

サンドラうざいようざいよサンドラ。
ステレオタイプの「女」。イラつくのは同性憎悪でしょうか?
サンドラ見て、わが振り直そ。


■4巻■
メイスンの娼婦からグレッグの過去や暴力について聞く、から、
オルガン奏者・ナディアとの出会い、精神科医との出会い、
ウィリアムとの不純同性交友を疑われ、別の寮に移される、まで。

いまわしい出来事を他人に伝えねばならないジェルミ。
痛々すぎて辛い。
言葉にすると、他人に話すと、本当の本当にリアルになってしまう。
この悪夢が現実として確定してしまう。辛い。痛い。
でも、勇気ある一歩。

天蓋付きの頑丈なベッドの利用法はこれだったのか…((((;;OдO;lll))))
打たれた背中はもちろんだけど、前の方も相当痛そう…

ジェルミ「…血の味って 慣れると甘いぜ」
ワイルドな発言だけど…鼻血を出しながら言うセリフではない。

変な作り話( ゜Д゜) 目隠しプレイ……

ルームメイト、ひとりだけやや美形がいたのはこのためか……
ウィリアム「ジェルミがもしもぼくに恋なんかしてたらどうしよう」
また、ここにひとり、思いあがり。

ウイリアム「すっごい や、やらしいやつかもしれない」
まだ15歳だもんね。
ジェルミもついこないだまでボストンの友人たちとホモの噂話に怯えてたもんね。
あの日がすごく遠く感じるよ(´;ω;`)

精神的に壊れつつも、反撃を目論むジェルミ。
この強さが逆に痛々しい。
強い者ほど、壊れたとき粉々になる……

評価:★★★★★

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posted by 1ca8ca at 23:26| Comment(0) | TrackBack(0) | ┣残酷な神が支配する | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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