2014年10月02日

約束の海

山崎豊子

戦争とは? 日本人とは?
構想三十年、壮大なスケールで描く最後の長篇小説!

海上自衛隊の潜水艦と釣り船が衝突!
若き士官を待ちうける苛烈な日々。
その父は昭和十六年、真珠湾に出撃し──。
時代に翻弄され、時代に抗う、父子百年の物語が、いま始まる。




山崎豊子さんの遺作。
三部構成の予定が、第一部で著者逝去のため未完。

第一部はフルに掲載。
第二部、第三部については大まかな構想(シノプシス)のみ。

第一部は、序盤 潜水艦乗りの日々を描き、
衝突事件まで思いの外 間があり、恋愛やらなんやらで少しダレるが、
いざ衝突事件が起こると、
厳しい取り調べ、マスコミによるバッシング、遺族対応、海難審判……
怒濤のように主人公を襲う過酷な日々に、読書速度も急加速。

主人公の父親である「日本兵捕虜第1号(モデル:酒巻和男海軍少尉)」が
ついに登場!!!!……したところで、第一部完。

うぉおおおおおおおおおおお、続きが読みたい!!!
読了後、数日にわたり悶絶。すっごくすっごく残念で悲しい、です。

山崎豊子さん、続き書けなくて無念だったろうな。
本当に、本当に惜しい方を亡くしてしまった……


酒巻海軍少尉については、
NHKドラマで、はじめてその存在を知りました。




第二部で描かれる予定だった、酒巻氏をモデルとした主人公の父親の半生。
そして、第三部で示されるはずだった、戦争と平和に対する山崎豊子さんの答え。
読みたかったなぁ……

「戦争は絶対に反対ですが、だからといって、守るだけの力も持ってはいけない、
 という考えには同調できません。
 (中略)
 戦争は私の中から消えることのないテーマです。
 戦争の時代に生まれた私の、“書かなければならない”という使命感が、
 私を突き動かすのです。」(『執筆にあたって』より)


ご冥福をお祈りします。


***目次***
第一章 潜水艦くにしお
第二章 展示訓練
第三章 衝突事件
第四章 海難審判
第五章 去るべきか

執筆にあたって
『約束の海』、その後──
取材協力者氏名
主要参考文献・資料

評価:-----(未完なので評価できません)

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posted by 1ca8ca at 03:04| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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